第26回日本腰痛学会(2018年10月26日(金)~27(土))がアクトシティ浜松にて開催されました。本学会の会長は、我々の教授である松山幸弘先生であり、浜松医科大学にて主催させていただきました。松山教授のこれまでの主催学会は、インストゥルメンテーション学会および中部日本整形災害外科学会、本学会を含め、3度目となります。テーマは、「腰痛の真理追及と明るい未来へ」であり、いまだに未知の部分が多い腰痛治療に対して真理を追及していく強くポジティブな姿勢を示していると思います。当講座では会長招宴をはじめ、スタッフとして業務を行いながら、多数の研究発表を行いました。
慢性腰痛の治療において最も大切な集学的治療、リエゾン療法の観点から、様々な分野の先生方の発表があり、今年は239演題という多数の演題が討論されました。本学会はコメディカルの先生方の研究報告が多いのが特徴です。今回の日本腰痛学会では、痛みの可視化(写真添付)、腰椎椎間板ヘルニア新規治療薬コンドロイチナーゼABC(写真添付)、仙腸関節障害へのアプローチ(写真添付)、腰痛の集学的治療、エコーを使用したブロック療法などの興味深く近年注目されている主題やハンズオンを取り上げました。文化講演では、室伏由佳さんに「もう腰痛に悩まない!~アスリートとして腰痛症と向き合った経験から~」という内容で口演していただきました(写真添付)。懇親会はマインシュロスにて行われ、他大学の多くの先生方とともに盛り上がりました。イベントとして、浜松・東三河フェニックスに所属するファイアーガールズのダンスおよび写真撮影が行われ、皆さんに楽しんでいただけたと思います(写真添付)。
日本腰痛学会は年に1回行われており、次回は杏林大学医学部整形外科学教室の市村正一先生が会長を務められ、神戸国際会議場を会場として開催されます。次回の学会も当講座から多数の演題を発信したいと思います。
最後に、学会スタッフの一言;
後迫(大学院3年目);パネルディスカッション「痛みの可視化」にて口演させていただきました(写真添付)。Functional MRIなどを用いた痛みの可視化について多く討論され、多くの先生方からアドバイスをいただきました。本学会を生かして、今後もより良い研究を継続していきます。
松山教授:医局員の先生方、医局秘書、スタッフの皆さん、お手伝いいただきありがとうございました。2020年は日本脊椎脊髄病学会の主催もありますので、頑張っていきましょう!
文章 H.U.