関連病院で勤務する当科の若手医師 interview

関連病院で勤務する当科の若手医師 interview

関連病院で勤務する卒後10年未満の若手医師に、気になる医局入局のタイミングや現在の診療、抱負などを伺いました。
興味ある病院や先生に会ってお話したいなどの要望があれば気軽にお問い合わせください。

専攻科を整形外科に決めたのはいつですか?

A先生(JA静岡厚生連遠州病院 勤務)

A先生:中学の頃から陸上部に所属して、将来働くのであれば整形外科医か体育教師だと決めていました。勉強も得意だったようで先生の進めもあり思い切って医大を受験し、予定通り整形外科に進みました。

N先生:医学生の頃から初期研修2年目の夏前まで小児科に進もうと考えていました。こども好きだったので。それが研修中に手術の楽しさに魅入られ、特に整形外科の力強い手術に興味をもったことがきっかけで今に至ります。

S先生:整形外科医である父の影響もあり、医学部を卒業する頃には専攻科を決めて初期研修に臨みました。

現在の診療について教えて下さい。

N先生(藤枝市立総合病院勤務)

N先生:現在勤務している藤枝市立総合病院は、スポーツ系の治療に大きな特色があり、部長の阿部先生を筆頭に多数の手術を行っています。難易度の高い手術も多く、助手として人工関節置換術や前十字靭帯の手術に立ち会えることに満足しています。また外来でもプロ・アマ問わず、多くのアスリートを診察できるチャンスに恵まれていてとても刺激になります。
 スポーツ外来は何処にでもある外来ではないので、とても楽しいです。

I先生:静岡市立静岡病院で、股・膝関節を中心に診療を行っています。週予定は月・木が手術、火曜日は初診外来、水曜は病棟管理と外来です。金曜日は午前が外来、午後はフリーですね。手術日は自分の執刀や助手を含めて1日に2、3件の手術に入ります。
まだ難しい症例では得手不得手があります。外傷手術の基本的な手技は概ね大丈夫ですが、特に股関節や膝関節を中心に高度な手術を執刀できる技量を身につけて行きたいです。

A先生:遠州病院に勤務しています。現在は外傷をメインに診療を行っており、救急とも密接に連携しています。初期研修医のころとは違って主治医として患者さんやご家族と関わっていますから、責任の大きさに悪戦苦闘しながらも成長できるチャンスをもらっていることに満足しています。2017年には大小合わせて200件ほどの手術を執刀しました。

医局とのかかわりについて

S先生(浜松赤十字病院勤務)

S先生:入局を決めたのは、初期研修中に、診療科を問わず医局に属している先生から受ける印象が新鮮だったからです。頭打ちにならない見識を持ち、広い交友関係にも魅力を感じました。今後、自分が提供できる医療技術や知識の幅を広げていくにあたって「ガラパゴスにならない、視野の広さ」を得られると思ったからです。

A先生:研修医2年目のころに入局を決めて松山教授にご挨拶に行きました。今後、静岡県で医師として働くことを決めていましたから、自然な流れだと感じています。師弟関係に支えられた幅広い技術と知識、考え方が自分を育ててくれていると感じています。

I先生:初期研修2年目の夏に入局を決めました。今だから言えますが、当時は他の大学医局のホームページを拝見し、どの医局にお世話になるのかを吟味したことを覚えています。その上で見学を通して関連病院に共通する雰囲気なのか確かめました。
 現在は、大学で専門領域毎で月1回程度開催されている勉強会に参加し、症例や論文の勉強をしています。自分で解決できないことについて複数の先生の意見が聞けますから、情報量の面でも診療に活かしていくことができます。

研修医・医学生の皆さんへ

I先生(静岡市立静岡病院 勤務)

I先生:どの科も若手のうちは大変なので、基本的には自分の好きな科を選ぶことをお勧めします。整形外科を選んだら、ずっと同じ病院にいると知識や技術が偏ってしまいますので、いくつかの病院で後期研修ができるようにした方が良いと思います。一つの病院で解決できない症例に出会ったときは、大学や関連病院の先生を頼って治療につなげることができました。医局に入っていることが自分の患者様を守ることにもつながっています。
 浜松医大の整形にするかどうかは、見学または実習(&飲み会)にきてみて決めて下さい。

S先生:運動器疾患は身近でありながら、あまり馴染みがないと感じている人も多いのではないでしょうか。しかし、骨折、外傷や腰痛、膝痛などよくある疾患で困っている患者さんは子供から高齢者までどの世代でもたくさんいます。整形外科は数ある診療科の中でも、診断から治療(手術)まで自科内で完結でき、全身を扱うための幅広い知識と、奥深い専門性を兼ね備えた魅力たっぷりの診療科だと思います。アットホームな雰囲気の浜松医大で各分野のスペシャリストの下、僕たちと一緒に整形外科の魅力にはまってみませんか。

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