Voice 女性整形外科医って・・・

私が持っていたイメージはダイナミックな部分だけを切り取っていたようです

 専攻医3年目のNMです。現在、静岡市立静岡病院に勤務させていただいております。

 
静岡市の街中にある静岡市立静岡病院

 突然ですが、整形外科のイメージはどのようなものでしょうか。
 ①力が要る、②とんかち、③男社会…、このイメージ、実は学生の頃に私が抱いていたものです。

 整形外科医になって数か月ですが、実際に働いてみた結果を答えてみたいと思います。
 ① 下腿は確かに重いが長時間持っている状況はなく、それ以外に力を感じる場面はない
 ② 適当にとんかちをしているのではなく、綿密な術前計画と繊細な手技、その上でやる時はダイナミックに。
  私が持っていたイメージは、ダイナミックな部分だけを切り取っていたようです。
 ③ 男性医師は確かに多い!けれども女性整形外科医も増えてきている! です。

 
素村先生と私

 とりわけ浜松医科大学には女性の先生が多くいらっしゃり、心の支えになっています(ちなみに、私の同期は私含め4人ですが、3人が女性です)。
 静岡市立静岡病院には各専門の先生が在籍されており、手の外科、肩関節、股関節、膝関節、外傷と幅広く勉強させていただいております。私自身、研修医の頃には整形外科と他の科で悩んだことがありましたが、全年齢、全身体を診ることができるという点で、整形外科を専攻してよかったと感じています。
また、当院では毎朝カンファレンス後に5-10分程度のフリートークがあります。この時間が私は好きで、先生方のご趣味など、普段の生活の様子を垣間見ることができ、コミュニケーションがとりやすくなっていると感じています。もちろん、この時間に困っている症例について相談もしていますよ。
少しでも整形外科に興味のある方、一度見学にいらしてください。整形の面白さは一見あるのみと思います。
写真は些細なことでも嫌な顔せずご指導くださる素村先生です。素村先生、これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします!