News【静岡市立静岡病院の杉山義晴先生が第50回日本股関節学会で第34回大正Award優秀賞を受賞しました】

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静岡市立静岡病院の杉山義晴先生が第50回日本股関節学会で第34回大正Award優秀賞を受賞しました

2023年10月に開催された第50回日本股関節学会学術集会において、Hip joint23に投稿させていただいた「PNI低値は大腿骨転子部骨折患者において周術期合併症のリスク因子である」が第34回大正Award優秀賞を受賞させていただきました。本研究は高齢である大腿骨転子部骨折患者における周術期合併症のリスク因子として、予後栄養指数であるPNIが有用となるか調査することでした。その結果、PNIは肺炎、せん妄の独立した危険因子であり、そのCut off値は40未満であることが明らかとなりました。今回、このような栄誉ある賞を頂けたのは、自分一人の力ではなく、研究を支えてくださった静岡市立病院の先生方、浜松医科大学の先生方のご指導の賜物と存じます。普段よりご指導いただいている先生方に心から御礼申し上げます。今後はPNIを用いた栄養評価を実臨床に取り入れ、周術期の栄養改善に取り組み、大腿骨転子部骨折患者の周術期合併症を減らせるよう、日常診療及び研究に邁進したいと考えております。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

杉山 義晴