News【第9回中部MISt研究会を開催しました】

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第9回中部MISt研究会を開催しました

 去る2018年2月24日(土)、静岡県浜松市 JR浜松駅から徒歩3分のところにあるTKP浜松アクトタワーカンファレンスセンターにて第9回中部MISt研究会を開催いたしました。寒い日が続く今冬の中で、研究会当日は幸い少し暖かい日となりました。多数の参加者に恵まれ、盛会のうちに無事終了いたしましたので、ここにご報告いたします。

 本会に先立ち、10:00から手術室看護師を対象としたハンズオンセミナーを開催しました。9:30からの受付開始から多くの参加者にお集まりいただき、10:00から脊椎外科に必要な解剖について(大江慎先生)、脊椎外科手術の合併症対策(長谷川智彦先生)、そして看護師の立場から脊椎外科手術を良好に進めるための看護師の心得について(岡美帆看護師)、3名の講師からそれぞれ講演をいただきました。器材を用いてのハンズオンを8名の脊椎外科医の講師、4名の手術室看護師の指導の下で行いました。このハンズオンは、ランチョン後にも継続され、非常に熱心にセミナーが行われました。

 13:30からは研究会本会が開催され、各演題に対して、それぞれ活発な討議が行われ、MIStの適応と意義、有効性を熟考するよい機会となりました。優秀演題賞には、江南厚生病院 脊椎脊髄センターの大内田 隼先生の演題『ナビゲーションガイド下側臥位単一体位によるLIF-PPS』が選ばれました。
 
 16:10からは、関西ろうさい病院の大和田 哲雄先生から、『CBT法を用いた低侵襲PLIFの実際と問題点~癒合率改善のための対策を中心として~』という演題名でご講演をいただきました。PLIFが日本で始まったころからの歴史・概念から、その後の数多くのご経験からの椎体間固定の概念、CBT法をより効果的に行うために原法に変更を加えた手技の変遷など貴重なご講演をいただき、聴講者からの多数の質疑応答がありました。近年のインストゥルメンテーション主体の考え方をもう一度固定術の原点に戻ってより良い固定法、より良い手術手技を求める大和田先生のご講演は、多くの聴講者の心に残ったことと思います。
  • ハンズオンセミナー集合写真

    ハンズオンセミナー集合写真

  • 【第9回中部MISt研究会】 本会集合写真

    【第9回中部MISt研究会】 本会集合写真