脊髄腫瘍│脊椎・脊髄班の症例など│浜松医科大学 整形外科学講座

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脊髄腫瘍

脊髄腫瘍

 脊髄腫瘍は脳腫瘍より数が少なく、一年間に10万人当たり1~2人程度の発生頻度といわれています。腫瘍の発生する部位によって硬膜外腫瘍、硬膜内髄外腫瘍、髄内腫瘍の3つに分類されます。
 硬膜内髄外腫瘍は、硬膜内発生ですが、脊髄自体の内部には存在せず、脊髄を外から圧迫する形で発育し、運動麻痺や感覚障害、膀胱直腸障害といった症状を呈します。
 発生する腫瘍の種類としては神経鞘腫や髄膜腫といった良性のものが多く、ゆっくりと成長するため、腫瘍がかなり大きくなるまで症状が出ない場合もあります。脊髄が高度に障害された場合は、その回復は困難であり早期の発見と治療が不可欠です。
(※日本脊椎脊髄病学会ホームページより一部抜粋)

  • 症例1-1 胸椎硬膜内髄外腫瘍 (神経鞘腫)

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  • 症例1-2 脊髄腫瘍の摘出

    症例1-2 脊髄腫瘍の摘出