側弯│脊椎・脊髄班の症例など│浜松医科大学 整形外科学講座

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側弯

側弯

・側弯とは立位正面での椎体の傾きが10度以上ある状態を指します。病名では、側弯症と『症』の文字がつきますが、これは、側弯により現在症状があるか、将来症状をきたす可能性が高い状態をいいます。

・小児期、思春期の側弯症には原因が判明していない特発性側弯症、脊柱の先天的な形成不全を原因とする先天性側弯症、神経や筋肉の疾患を原因とする神経筋原性側弯症があります。

・症例4は胸椎に59度、47度の側弯を持つ特発性側弯症です。側弯が小さなうちは、定期的なレントゲン検査を行い、経過観察や装具による治療を行いますが、胸椎では50度を超えてくるようであれば手術による矯正固定を行います。

・当科では装具治療、手術治療ともに多くの治療経験があります。治療、将来の症状進行の可能性など、不安なことがあれば担当医にお尋ねください。

  • 症例4-1

    症例4-1

  • 症例4-2

    症例4-2